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宮沢賢治『ざしき童子のはなし』

note朗読は引っ越しました「橋本美佳の朗読の部屋」

『ざしき童子のはなし』 宮沢賢治

ぼくらの方の、ざしき童子のはなしです。

あかるいひるま、みんなが山へはたらきに出て、こどもがふたり、庭であそんで居りました。大きな家にたれも居ませんでしたから、そこらはしんとしています。
ところが家の、どこかのざしきで、ざわっざわっと箒の音がしたのです。
ふたりのこどもは、おたがい肩にしっかりと手を組みあって、こっそり行ってみましたが、どのざしきにもたれも居ず、刀の箱もひっそりとして、かきねの檜が、いよいよ青く見えるきり、たれもどこにも居ませんでした。
ざわっざわっと箒の音がきこえます。
とおくの百舌の声なのか、北上川の瀬の音か、どこかで豆を箕にかけるのか、ふたりでいろいろ考えながら、だまって聴いてみましたが、やっぱりどれでもないようでした。
たしかにどこかで、ざわっざわっと箒の音がきこえたのです。
も一どこっそり、ざしきをのぞいてみましたが、どのざしきにもたれも居ず、ただお日さまの光ばかり、そこらいちめん、あかるく降って居りました。

こんなのがざしき童子です。

続きはこちら→「青空文庫」

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note『お国言葉で語りっこ』
2月27日(日) 午後1時半~ ・午後2時半~(各回45分)
川崎市立日本民家園 旧菅原家住宅
(民家園の入園料 大人500円が必要です)

note「朗読カフェの時間です!」
「京都三条ラジオカフェ」(FM79.7MHz)
http://radiocafe.jp/←こちらでラジオを聴く事ができます!
毎週金曜日 pm12:07~pm12:10

『3月の放送予定』

3月 4日 「宮沢賢治へのオマージュ<賢治への旅立ち>(手紙)』&
       賢治の詩「耕母黄昏」   志摩欣哉
3月11日 宮沢賢治「注文の多い料理店 序文」 橋本美佳
3月18日 高村光太郎「智恵子抄」 中村幸恵
3月25日 夢野久作「狸の与太郎」 網干美樹
是非、お聴きくださいませnotes

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コメント

こんばんは。

ざしき童子のはなし、私も朗読したことがあります。

ざしき童子は二戸が有名ですが、花巻や遠野にも微妙に違う話があるのが不思議ですね。

投稿: gram | 2011年2月27日 (日) 23時09分

notegramさん
コメントありがとうございます♪

そうですか!
gramさんも座敷童子の話しをされたことがあるのですね。。
夏の民家園でもいけそうな感じですよね。

投稿: mika | 2011年3月 8日 (火) 08時45分

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