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新美南吉『おじいさんのランプ』⑤(全6回)

note朗読は引っ越しました「橋本美佳の朗読の部屋」

新美南吉『おじいさんのランプ』⑤

菜の花ばたの、あたたかい月夜であった。
どこかの村で春祭の支度に打つ太鼓がとほとほと聞えて来た。 
巳之助は道を通ってゆかなかった。みぞの中を鼬(いたち)のように身をかがめて走ったり、藪の中を捨犬のようにかきわけたりしていった。
他人に見られたくないとき、人はこうするものだ。 
区長さんの家には長い間やっかいになっていたので、よくその様子はわかっていた。
火をつけるにいちばん都合のよいのは藁屋根の牛小屋であることは、もう家を出るときから考えていた。 
母屋はもうひっそり寝しずまっていた。牛小屋もしずかだった。
しずかだといって、牛は眠っているかめざめているかわかったもんじゃない。
牛は起きていても寝ていてもしずかなものだから。もっとも牛が眼をさましていたって、火をつけるにはいっこうさしつかえないわけだけれども。

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