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宮沢賢治『手紙 二』

note朗読は引っ越しました「橋本美佳の朗読の部屋」

宮沢賢治『手紙 二』

印度のガンジス河はあるとき、水が増して烈しく流されていました。
それを見ている沢山の群集の中に尊いアショウカ大王も立たれました。
大王はけらいに向って
「誰かこの大河の水をさかさまにながれさせることのできるものがあるか」
と問われました。
けらいは皆「陛下よ、それはとても出来ないことでございます」と答えました。
ところがこの河岸の群の中にビンズマティーと云う一人のいやしい職業の女がおりました。大王の問をみんなが口々に相伝えて云っているのをきいて
「わたくしは自分の肉を売って生きているいやしい女である。
けれども、今、私のようないやしいものでさえできる、まことのちからの、大きいことを王様にお目にかけよう」と云いながらまごころこめて河にいのりました。

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