« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »

2011年1月

新美南吉『おじいさんのランプ』①(全6回)

note朗読は引っ越しました「橋本美佳の朗読の部屋」

新美南吉『おじいさんのランプ』①

 かくれんぼで、倉の隅にもぐりこんだ東一君がランプを持って出て来た。 
それは珍らしい形のランプであった。
八十糎(センチ)ぐらいの太い竹の筒が台になっていて、その上にちょっぴり火のともる部分がくっついている、そしてほやは、細いガラスの筒であった。
はじめて見るものにはランプとは思えないほどだった。 
そこでみんなは、昔の鉄砲とまちがえてしまった。「何だア、鉄砲かア」と鬼の宗八君はいった。 
東一君のおじいさんも、しばらくそれが何だかわからなかった。
眼鏡越しにじっと見ていてから、はじめてわかったのである。 
ランプであることがわかると、東一君のおじいさんはこういって子供たちを叱りはじめた。
続きはこちら→『青空文庫』

diamonddiamondお知らせdiamonddiamond

2月4日(金)より「朗読カフェの時間です!」が始まります♪
「京都三条ラジオカフェ」(FM79.7MHz)
http://radiocafe.jp/←こちらでラジオを聴く事ができます!
毎週金曜日 pm12:07~pm12:10

『放送予定』
2月 4日 サトウハチロー「ことばはやさしく美しくひびきよく」 菊地朋美
2月11日  創作詩「足音」 中村真穂
2月18日 高村光太郎・智恵子抄「深夜の雪」 中村幸恵
2月25日 芥川龍之介「詩集」 志摩欣哉
3月 4日 宮沢賢治「注文の多い料理店 序文」 橋本美佳
3月11日 夢野久作「狸と与太郎」 網干美樹

是非、お聴きくださいませnotes

noteランキングに参加しています。
にほんブログ村 小説ブログ 朗読・リーディングへ
ポチっと応援よろしくお願いいたします。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

芥川龍之介『かちかち山』

note朗読は引っ越しました「橋本美佳の朗読の部屋」

芥川龍之介『かちかち山』

童話時代のうす明りの中に、一人の老人と一頭の兎とは、舌切雀のかすかな羽音を聞きながら、しづかに老人の妻の死をなげいてゐる。
とほくにものうい響きを立ててゐるのは、鬼が島へ通ふ夢の海の、永久ににくづれる事のない波であらう。
老人の妻の屍骸を埋めた土の上には、花のない桜の木が、ほそい青銅の枝を、細く空にのばしてゐる。
その木の上の空には、あけ方の半透明な光が漂つて、吐息ほどの風さへない。
続きはこちらで→「青空文庫」

diamonddiamondお知らせdiamonddiamond

2月4日(金)より「朗読カフェの時間です!」が始まります♪
「京都三条ラジオカフェ」(FM79.7MHz)
http://radiocafe.jp/←こちらでラジオを聴く事ができます!
毎週金曜日 pm12:07~pm12:10

『放送予定』
2月 4日 サトウハチロー「ことばはやさしく美しくひびきよく」 菊地朋美
2月11日  創作詩「足音」 中村真穂
2月18日 高村光太郎・智恵子抄「深夜の雪」 中村幸恵
2月25日 川龍之介「詩集」 志摩欣哉
3月 4日 宮沢賢治「注文の多い料理店 序文」 橋本美佳
3月11日 夢野久作「狸と与太郎」 網干美樹

是非、お聴きくださいませnotes

noteランキングに参加しています。
にほんブログ村 小説ブログ 朗読・リーディングへ
ポチっと応援よろしくお願いいたします。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

宮沢賢治『手紙 四』

note朗読は引っ越しました「橋本美佳の朗読の部屋」

宮沢賢治 『手紙 四』

わたくしはあるひとから云いつけられて、この手紙を印刷してあなたがたにおわたしします。
どなたか、ポーセがほんとうにどうなったか、知っているかたはありませんか。
チュンセがさぱりごはんもたべないで毎日考えてばかりいるのです。
 ポーセはチュンセの小さな妹ですが、チュンセはいつもいじ悪ばかりしました。
ポーセがせっかく植えて、水をかけた小さな桃の木になめくじをたけておいたり、ポーセの靴に甲虫を飼って、二月もそれをかくしておいたりしました。
ある日などはチュンセがくるみの木にのぼって青い実を落としていましたら、ポーセが小さな卵型のあたまをぬれたハンケチで包んで、「兄さん、くるみちょうだい。」なんて云いながら大へんよろこんで出て来ましたのに、チュンセは、「そら、とってごらん。」とまるで怒ったような声で云ってわざと頭に実を投げつけるようにして泣かせて帰しました。

続きはこちらで→『青空文庫』

diamonddiamondお知らせdiamonddiamond

2月4日(金)より「朗読カフェの時間です!」が始まります♪
「京都三条ラジオカフェ」(FM79.7MHz)
http://radiocafe.jp/←こちらでラジオを聴く事ができます!
毎週金曜日 pm12:07~pm12:10

『放送予定』
2月 4日 サトウハチロー「ことばはやさしく美しくひびきよく」 菊地朋美
2月11日  創作詩「足音」 中村真穂
2月18日 高村光太郎・智恵子抄「深夜の雪」 中村幸恵
2月25日 川龍之介「詩集」 志摩欣哉
3月 4日 宮沢賢治「注文の多い料理店 序文」 橋本美佳
3月11日 夢野久作「狸と与太郎」 網干美樹

是非、お聴きくださいませnotes

noteランキングに参加しています。
にほんブログ村 小説ブログ 朗読・リーディングへ
ポチっと応援よろしくお願いいたします。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

宮沢賢治『手紙 三』

note朗読は引っ越しました「橋本美佳の朗読の部屋」

宮沢賢治『手紙 三』

普通中学校などに備え付けてある顕微鏡は、
拡大度が六百倍乃至八百倍ぐらいまでですから、
蝶の翅の鱗片や馬鈴薯の澱粉粒などは実にはっきり見えますが、
割合に小さな細菌などはよくわかりません。
千倍ぐらいになりますと、下のレンズの直径が非常に小さくなり、
従って視野に光があまりはいらなくなりますので、
下のレンズを油に浸してなるべく多くの光を入れて物が見えるようにします。
二千倍という顕微鏡は、数も少くまたこれを調節することができる人も幾人もないそうです。
いま、一番度の高いものは二千二百五十倍或は二千四百倍と云います。

diamonddiamondお知らせdiamonddiamond

2月4日(金)より「朗読カフェの時間です!」が始まります♪
「京都三条ラジオカフェ」(FM79.7MHz)
http://radiocafe.jp/←こちらでラジオを聴く事ができます!
毎週金曜日 pm12:07~pm12:10

『放送予定』
2月 4日 サトウハチロー「ことばはやさしく美しくひびきよく」 菊地朋美
2月11日  創作詩「足音」 中村真穂
2月18日 高村光太郎・智恵子抄「深夜の雪」 中村幸恵
2月25日 川龍之介「詩集」 志摩欣哉
3月 4日 宮沢賢治「注文の多い料理店 序文」 橋本美佳
3月11日 夢野久作「狸と与太郎」 網干美樹

是非、お聴きくださいませnotes

noteランキングに参加しています。
にほんブログ村 小説ブログ 朗読・リーディングへ
ポチっと応援よろしくお願いいたします。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

宮沢賢治『手紙 二』

note朗読は引っ越しました「橋本美佳の朗読の部屋」

宮沢賢治『手紙 二』

印度のガンジス河はあるとき、水が増して烈しく流されていました。
それを見ている沢山の群集の中に尊いアショウカ大王も立たれました。
大王はけらいに向って
「誰かこの大河の水をさかさまにながれさせることのできるものがあるか」
と問われました。
けらいは皆「陛下よ、それはとても出来ないことでございます」と答えました。
ところがこの河岸の群の中にビンズマティーと云う一人のいやしい職業の女がおりました。大王の問をみんなが口々に相伝えて云っているのをきいて
「わたくしは自分の肉を売って生きているいやしい女である。
けれども、今、私のようないやしいものでさえできる、まことのちからの、大きいことを王様にお目にかけよう」と云いながらまごころこめて河にいのりました。

noteランキングに参加しています。
にほんブログ村 小説ブログ 朗読・リーディングへ
ポチっと応援よろしくお願いいたします。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »